日本人の成人の約8割がかかっているといわれる歯周病。年齢を重ねた人がかかるイメージがあるかもしれませんが、30~40代の比較的若い層に多く見られる「侵襲性歯周炎」という種類の歯周病もあります。
発症の割合は低いものの、症状の進行が速くてすぐに重症化するのが侵襲性歯周炎です。慢性歯周炎の発症のピークが38~39歳なのに対し、侵襲性歯周炎は10~20代の若年層にも見られます。
若い年齢層で重度の歯周病の方は、侵襲性歯周炎の疑いがあります。
以下に挙げる特徴が見られると、侵襲性歯周炎かもしれません。
●発症する年齢が若い(30歳以下)
●家族の中に侵襲性歯周炎を発症している人がいる
●慢性歯周炎よりも歯槽骨が溶けるのが速い
●全身疾患の病歴との関連性がない
●特定の歯に発症している
●一般的な歯周病治療をしても改善されない
慢性歯周炎も侵襲性歯周炎も、スピードの速さに違いはあるものの、進行を止めないといずれ歯が抜け落ちてしまう病気です。口腔内を清潔に保ち、定期的にお口の中をチェックして、異常があれば早期発見・早期治療に努めましょう。歯科医院で定期検診を受けたいという方は、「きのかわ歯科クリニック」までお気軽にご相談ください。
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